薬局薬剤師として感じるサンプラザ薬局の魅力は何でしょうか。
“自分がやりたいと思えばどんなことでもさせてもらえる。”これが一番の魅力だと私は思います。「あれをやってみたい!」「こうなりたい!」と声を上げたときには、会社がバックアップしてくれるのです。私自身これまでも、興味を持つことに関する情報を提供してもらったり、研修に行かせもらったりと、会社から積極的な支援をたくさん受けました。
例えば、自分はもとよりみんなが受けたいと思える研修とは何かを考えて会社に提案し、現在の充実した研修制度につながっていたりします。ここでは実習生をたくさん受け入れてきましたが、実習生でさえ素晴らしいと言ってもらえた事があります。研修に限らず、自分たちで作っていけるところがサンプラザ薬局ならではの魅力です。自分たちがこうしたいと思ったことが実現していくところ─“言われるがまま”でなく、自ら声を出せる土壌がここにはあります。
自ら作っていけることはモチベーションにもつながりますよね。この魅力をご自身のキャリアアップにどう活かされましたか。
医療業界は“創造性”に欠けるところがあると思っていて、薬局として自分たちが “創造”出来ることは何なのかを常に考えてきました。この創出活動を行うために、まずは薬局長になり、同じ思いを持てるスタッフを育てて、そして共にやっていきたいと考え続けてきました。この思いが行動に移せて実現できたのは、先のバックアップがあったからです。
また私自身、趣味と仕事が一緒になればいいなと思っています。そうすることで仕事を楽しんでいけるんですよね。例えば漢方薬に興味があり、漢方薬を取り巻くあらゆる事象を仕事以外の場でも見聞して楽しんでいます。こういう積み重ねが仕事に活かされ、自然と自身のスキルアップにつながっています。
いい意味で周りを巻き込みながら“自ら楽しむ”という姿勢が、今の自分につながっていると思います。
“楽しんで仕事をする”これが出来るのもサンプラザ薬局ならではの魅力だと思います。魅力といえばサンプラザ薬局ならではの「医薬情報交換会」があるとお聞きしましたが。
恐らく他の薬局さんではやっていないであろうサンプラザ薬局ならではの取り組みです。医薬情報交換会というのは、薬剤師と医師が手を携えて一緒に医療に取り組んでいこうという理念のもと、サンプラザ薬局が主体となって年に2回ほど開催している勉強会のことです。薬剤師と医師が交互に講義をしますので、お互いの専門分野について情報交換できる貴重なコミュニケーションの場となっていて、顔の見える関係も作れる大変有意義な会となっています。
会社から推薦されれば1年目の人でも参加でき、とても勉強になります。この情報交換会がお医者さんの口コミで広がり、サンプラザ薬局とはご縁がなかった医院の先生に来ていただくこともあったほどです。
薬局と病院の連携はますます重要になってきますから大変意義のある取り組みですね。これから推進していく「健康サポート薬局」とはどういったものなのでしょうか。
残念ながら、多くの方が考えていらっしゃる薬局というのは、薬局薬剤師が調剤、投薬だけを行うところで、薬剤師の職能という意味においては偏重したものになっています。薬局のあるべき本当の姿とは、病気を未然に防ぐためのセルフメディケーションを支援する場。薬剤師の地位を高め、患者さんからの信頼が厚い薬局にしていきたいと思い、取り組み始めています。
同じ志しをもったスタッフが責任をもって協力してくれたおかげで、健康サポート薬局としての要件を満たすまでになりました。しかし本当のスタートはここからで、地域の方々の健康をより密にサポートしていく継続的な行動が求められます。これからの道のりは大変ですが、スタッフ共々楽しみながら活動していきます。
今後の目標をお聞かせください。
私は学生さんが好きなんです。なぜなら私自身が刺激を受けるし、未来を見るためには若い人たちを見なければいけないといつも思うからなんです。こういう後輩たちの教育に携わるうえで持ち続けているポリシーが、個性を尊重して創造性を引き出してあげること。言われたことだけをこなす仕事では楽しくないですよね。押しつけは一切せず、方向性を示したうえで迷ったときにアドバイスを。このように個人の良いところを伸ばしてあげれば、自信とプライドを持って仕事が出来るようになり、力を発揮してもらえると考えています。これを継続していくことが今後の目標ですし、巣立っていった後輩たちが活躍する将来を期待しています。